ダントツ企業オーディオセミナーVol.233 「選択と集中によるシンプル化を極限まで追求」

選択と集中によるシンプル化を極限まで追求

選択と集中によるシンプル化を極限まで追求

学歴不問の人材採用でも勝てる営業戦略と組織運営の秘訣

株式会社玉子屋 代表取締役社長
菅原(すがはら・ゆういちろう)YUICHIRO SUGAHARA

450円の幕の内弁当だけで、なんと年商70億円。1日7万食を配達する事業を展開するのが、玉子屋だ。

 玉子屋のビジネスモデルは、スタンフォード大学ビジネススクールも、ケーススタディに取り上げたほどである。



 それを生み出したのが、二代目社長の菅原勇一郎氏だ。



 この事業の成功の鍵は、シンプル化戦略だ。単品で、そして関東圏の法人ニーズに絞った結果、500円を切る価格で、栄養バランス、素材へのこだわり、そしておいしさに優れた商品を生み出した。



 だから、リピートされる。社長の話を聞きながら、私も「玉子屋食堂」があれば、ぜひ通いたいと思ったほどだ。



 しかし配達費込みで、450円という単品を、1日7万人に届けるという、このビジネスを支えるには、有能なチームが必要だ。実は、ここに、もうひとつ重要な秘密がある —— チーム編成である。



 ひとつのチームは、3人から10人で構成されるのだが、配達・回収だけではなく、営業も行う。その人選や配置は、チームリーダーの采配に任され、あたかも、そのチームがひとつの経営体として機能しているのだ。



 しかも社員には、大卒はほとんどいない —— つまり、はじめから仕事マインドが備わっていたわけではない人間が、入社して仕事をし始めると、みるみる礼儀正しく、生産的な社員に変わり、そして損益管理をしっかりしながら利益を生む経営者へとなっていくのだ。



 もちろん、専門的な知識がなくても管理できるように、見るべきポイントを絞り込み、シンプル化している。あなたの会社でも、このように人を育てる仕組みが欲しくないだろうか?

 

 今や、どれだけ事業をシンプルにできるかが、成長の決定打になる。そのための格好のモデルを、玉子屋から学べ。

(2019年2月収録)



(今回のポイント)

・450円ワンメニュー。単一商品で市場シェアトップを握る

・個々の長所を生かしたチームが組織全体の成長を促す

・イメージを覆すブランディングで顧客の懐に入り込む



選択と集中によるシンプル化を極限まで追求

株式会社玉子屋 代表取締役社長
菅原(すがはら・ゆういちろう)YUICHIRO SUGAHARA

1969年、東京生まれ。
立教大学経済学部経営学科へ入学、体育会系野球部に所属。
卒業後、富士銀行(現・みずほ銀行)に入行。
1995年、流通を学ぶため、マーケティング会社に転職し、1997年から、常務取締役として株式会社玉子屋に入社。
葬儀やパーティ用の仕出し屋「玉乃家」も設立。
2004年、会長である父・菅原勇継氏を継ぎ、社長に就任。
1997年当時、約12億円だった売上を、2018年までに90億円に伸ばす。
現在、玉子屋は、1日7万食以上の昼食弁当を都心の企業に配送中。
2008年、サービス産業生産性協議会が主催する「ハイ・サービス日本300選」第2回受賞企業に選出。
2015年、世界経済フォーラム(通称ダボス会議)、フォーラムメンバーズに選出。
独自の経営手法は米国スタンフォード大学のMBA(経営学大学院)の教材になり、大学院生が視察に訪れるなど注目されている。
株式会社 玉子屋

TRACK1 1日1万2000食から7万食の大躍進
TRACK2 ブランディングでイメージを引き上げる
TRACK3 売上は個人ではなく、グループで伸ばす
TRACK4 あと何食増やせばボーナスが増える?
TRACK5 玉子屋大学でみんなゼロから学ぶ
TRACK6 ワンメニューは大手への対抗策
TRACK7 月曜から金曜まで計10回訪問
TRACK8 450円の予算のなかで最高の食材をセレクト
TRACK9 「仕出し弁当=おいしくない」を払拭
TRACK10 様子見から5年。新たな展開も
TRACK11 神田昌典の今回のポイント

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